ART WONDERLAND

隅田川周辺の江東区と台東区には、ユニークなライフスタイルスポットが続々誕生している。現代アートにふれ、新体験のコーヒーで一服。昭和レトロを感じるバーで飲んだら、最新のアートホテルへ。

Photography_Jun Miyashita, Maruo Kono Words_Shigekazu Ohno(lefthands)

 

 

 

アートを感じる東京週末デイトリップ

 

 

 

SPOT 1

MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO

 

 

 

柳澤孝彦の設計で1995 年に開館。2019 年には館内外のサインを一新。緑豊かな木場公園と隣接した都会のオアシスとして親しまれている。主に戦後のモダンアート作品を収蔵するほか、魅力あふれる企画展も随時開催。

 

東京都現代美術館
東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)
☎︎ 050-5541-8600
Open 10:00~18:00 ※展示室入場は閉館の30分前まで
Close 月(祝日の場合は翌平日)

P 約90台 EV充電器 なし

 

 

 

 

SPOT 2

SCAI THE BATHHOUSE

 

 

 

昭和の佇まいを残す台東区谷中の銭湯を、ギャラリーに転用したのがスカイザバスハウスだ。トップライトのあるモダン空間に展示されるのは国内外の作家による話題作。AWT にもボスコ・ソディ『GALAXY』展で参加する。

 

SCAI THE BATHHOUSE
東京都台東区谷中6-1-23

☎︎ 03-3821-1144
Open 12:00~18:00

Close 日・月・祝日、展示替え期間は休廊

P なし ※徒歩圏内に複数の有料パーキングあり

 

 

 

 

SPOT 3

KOFFEE MAMEYA Kakeru

 

 

制服は白衣。ラボを見るかのような印象。オーナーの國友栄一(中央)ほかコーヒー愛にあふれるスタッフから聞く蘊蓄話も楽しみのひとつ。

 

 

「コーヒーをガストロノミーへと昇華させる」をコンセプトに、バリスタの國友栄一がオープンさせた店。シェフやパティシエなど美食のプロたちの技と「かける」ことで提供する「コーヒーのフルコース」をぜひ体験してほしい。

 

 

旬の国の旬のコーヒーを使い、スイーツとのペアリングによって提供される「コーヒーのフルコース」。同じ豆のコールドブリュー、ハンドドリップ、ラテ、カクテルといったさまざまなバリエーションを、バリスタとの会話と共にカウンターで楽しめる。
豆の販売とテイクアウトにも対応。
「かける」のコンセプトを表現したテイスティングカウンター。

 

 

KOFFEE MAMEYA Kakeru
東京都江東区平野2-16-14
☎︎ 03-6240-3072
Open 11:00~19:00
P なし ※徒歩圏内に複数の有料パーキングあり

 

 

 

 

SPOT 4

RHYTHM AND BETTERPRESS

 

 

2 台の活版印刷機が並ぶ店内。レコードや趣味の本などを手に取りながら一人でちびちび、あるいはみんなでわいわいやるのもいい。

 

 

リズムアンドベタープレスは昼は活版印刷屋、夜はレコードをかけながら“ 昭和” なメニューが楽しめる居酒屋になるというユニークな2 つの顔をもつ。自分だけのアートな名刺やカードを頼んだ後に、そのまま一杯と洒落込んでみるのもいい。

 

 

かつて印刷所と飲食店で働いた経歴を持つオーナーの宍戸祐樹。この店はまさにオーナーの「好き」が形となった空間だ。手づくりの居酒屋料理に合わせて、ビールやホッピーなど手軽なアルコールが楽しめる。
無造作に置かれた版もインテリアの一部。
人気の「オムカレー」は味わい深くボリュームもたっぷり。

 

 

RHYTHM AND BETTERPRESS
東京都墨田区千歳3-4-8 直井ビル1F
☎︎ 03-6666-9190
Open 9:00~16:00(活版印刷)17:00〜22:00(居酒屋)
Close 不定休

P なし ※徒歩圏内に複数の有料パーキングあり

 

 

 

 

SPOT 4

RHYTHM AND BETTERPRESS

 

 

 ホテル内の共用部は、まさにコンテンポラリーアートギャラリーの様相。ふだんは見ることのできないアートシーンの裏側としての収蔵展示を金網越しに覗くという体験に、チェックイン時からワクワク感が止まらない。/ Photo_Takumi Ota

 

 

アートストレージとホテルが融合したというコンセプトの“ 泊まれる美術倉庫”。共用部で鑑賞できるのは、アートギャラリーによる9 つの収蔵展示。アートにどっぷりと浸る、感性を刺激するステイ体験をおすすめしたい。

 

 

カフェレストランsafn︒(サフン)の人気メニューは抹茶ソースをかけていただく抹茶プリンアフォガート。
そのほかにもスペシャリティコーヒーをはじめクラフトジンやカクテルなど夜カフェとしても賑わっている。
宿泊客専用のラウンジ。/ Photo_Takumi Ota

 

 

KAIKA Tokyo by THE SHARE HOTELS
東京都墨田区本所2-16-5
☎︎ 03-3625-2165
無休

P なし ※徒歩圏内に複数の有料パーキングあり

 

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