もっと愛車を走らせ、人や文化、美しい景色、多くの感動に出会ってほしい。
そんな自動車旅を皆さまが心から謳歌できるように、カーディーラーとして自動車を
取り巻く環境課題に対して、今できることに挑戦したい。
皆さまのカーライフが『TOUCH DRIVE』でご紹介するモノやコトを通じてより豊
かなものになるように、私たちKOKUSAI GROUP はこうした想いをドライブし続け、
車とともにエキサイティングな未来を描いていきたいと思っています。
編集後記_2024.10.08
SPORT HYBRID
秋のドライブとスタイルを楽しむ
今夏のパリ五輪のマラソンでは、テクノロジーがふんだんに搭載されたシューズを履いたランナーたちが、古都パリの街を一糸乱れぬフォームで駆け抜けました。彼らは真っすぐに、軽やかに、そしてアクセルを一気に踏み込んだように、カメラを置き去りにしてぐんぐんと加速していきます。
その風を纏い情熱が躍動する姿は、AI をはじめとした最新のデジタル技術による演出でお茶の間にも中継され、人の勇ましさと歴史、テクノロジーが掛け合わさって光彩を放つ、オリンピックの“ ハイブリッド” な世界観と多様性は、私たちを大いにインスパイアしたと思います。
今号ではアスリートたちが伝えてくれたスポーツが宿す、時代を覚醒させる力を、皆さんのライフスタイルに少しだけくわえて、いつもと違う情熱的な秋をお楽しみいただければと思います。
愛車で自転車や馬に乗りに出かけるライドミックスな旅、本質を継承する伝統技法と異素材を組み合わせたハイブリッドな最新ワードローブ、さらにボクシング世界王者の独占インタビューにモータースポーツティップスなど、スポーツマインドを刺激する一冊をここにお届けします。
編集後記_2024.04.08
ROADS FULL OF LOVE
愛に抱かれた場所、山梨へ
今号のロードトリップの特集は山梨県です。南アルプスや八ヶ岳など雄大な大自然に息づく、誰かに伝えたくなるような物語が溢れる場所を巡ります。
夫婦の愛が胃袋を満たすガストロノミー、稀代の醸造家の想いが美しい景色に溶け込むワイナリー、大家族で山梨随一ともいわれる富士山の絶景を独り占めするヴィラ、さらには話題のアートプレイスや秘境の和菓子店などご紹介しています。
編集後記_2023.10.03
ART WONDERLAND
暮らしにアートの香りを
今号の特集はアートです。美術だけではなく、建築やデザインなど、暮らしにスパイスを与え、心を豊かに満たしてくれるような場所やモノを紹介しています。
ロードトリップでは、美術系の大学や美術館、文化施設が森に点在し、昔からアートが暮らしに息づくエリア「MUSASHINO(武蔵野)」を巡ります。また、11 月上旬に東京で開催されるアートフェスティバル「アートウィーク東京」を題材にした、素敵なゲストによるアート対談やビギナーのためのQ&A 集もぜひご覧ください。
編集後記_2023.04.05
SPRING HAPPINESS ―春感ロードトリップ
街に、野山に、フレッシュな色が芽吹く春。心地よい海風を求めてドライブに出かければ、いくつになっても胸躍る至福の時間が幕を開けます。
今号は女性のカーライフにもフォーカスをして、三浦半島から小田原、湯河原、そして富士まで、春にときめき、非日常に癒される3つの旅を特集しました。
大切な誰かと、あるいは一人で五感に贅を尽くす大人のロードトリップをお楽しみください。また登場する個性的なカラーの車やギフトアイテムにも注目です。
編集後記_2022.10.31
NEXT CHAPTER OF CAR LIFE ―もっと楽しいロードトリップを
TOUCH DRIVEでは、お客様にもっと愛車で走って訪れてほしい個性あるドライブデスティネーションを紹介します。
TOUCH DRIVE第1 号では、実はあまり知られていないHOTな房総半島を舞台にロードトリップを紹介。サーキット体験から、アート、食に至るまで様々な分野のスポットを紹介しています。また、ロードトリップに使えるさまざまなアイテムカタログもお楽しみください。
カバーは大谷翔平選手。
“ポルシェドライビングアスリート”としてポルシェアンバサダーに就任しました。
ポルシェジャパンが撮影した限りあるカットの中から、 TOCUH DRIVEエクスクルーシブで表紙のカットを使用しています。
編集後記_2022.3.16
テーマは「REIMAGINE」—ふたたび想像する。
コロナ禍で限定的に思えた“非日常”が“日常”となりつつある今。
忘れていくコト、知らず知らずに失ってしまっているコト、目を背けているコト、考えてもみなかったコト、そうした“コト”がたくさんあると思います。
今号では、そうした“コト”に対して、ふたたび想像を巡らせ、本来持っていた人間の本質的な感覚を取り戻したり、躊躇してきた世界、知らない世界に新しい自分を思い描いたりできる一冊を目指しました。
巻頭特集では、ネイティブアメリカンに伝わる五感の使い方や自然への関わり方を土台とした自然体験プログラムを実践するアウトドアサイトである「ライジングフィールド軽井沢」を紹介。またキャンプビギナーにもおすすめできる最新アウトドアギアカタログもお楽しみください。
編集後記_2021.8.31
今号はROAD DIVERSITY――道の多様性をテーマにしています。
「地球上の誰一人取り残さない」ことを誓い、17の目標と169のターゲットから構成されているSDGs(持続可能な開発目標)。そのなかの7番目の「クリーンエネルギー」と12番目の「作る責任、使う責任」については、カーボンニュートラル社会に向けて、自動車産業にとって大きな意味を持ちます。自動車を愛するわたしたちが、2021年の現在の環境問題の本質をあらためて問いながら、カーボンニュートラルを解決する見定めるべきクリーンエネルギー社会は、モビリティのEV化だけが論点ではなく、各国ごとに電源構成に根ざした多様な解決への道があることを特集しています。
また、そうした取り戻したい美しい地球を体感するに十分なほどに日本は自然と文化の多様性に富んだ国です。今号では日本の美しい旅を「九十九里」と「西伊豆」で提案をしています。
編集後記_2021.2.28
昨今、企業だけではなく個人の意識も高まっている“サスティナブル”。しかし、そうした時代性以前より、自然と人々の共生に根ざした暮らしをしてきた北欧には、近代化社会で見過ごしてきた文化や考え方について、大いに学ぶところがあります。
そうした国々で生み出されたプロダクトは、予期せぬ大きなライフスタイルの変化に、今一度立ち止まって反芻し、未来を見据える機会をもらった私たち日本人にとって、新しい生活を考えるキッカケになると思います。
いまはひととき、エモーショナルなエンジンサウンドやドライバビリティだけではなく、北欧の美しく優しい暮らしにインスパイアされたデザインやプロダクトが紡ぐ豊かなライフスタイルを読者の皆さんに取り入れてもらえればと思っています。
編集後記_2020.06.30
地球上を未曾有の危機が襲い、その脅威がいまなお続く非日常的な時間のなかで、本号を発行するにあたり、私たち編集部が心に決めたのは、例えご自宅にいながらも、大好きな愛車を想像し、来たる「夏」、そして輝く「海」を感じ取ってもらえる一冊にするということでした。
ただ、4月からの取材活動は予想以上に困難を極めました。移動禁止令や非常事態宣言に伴う取材先、撮影スタジオのクローズ、インタビューのキャンセル、雑誌に掲載するための各種アイテムの貸し出し禁止など、かつて経験したことのないほどのたくさんの障壁がありました。それを乗り越えていくために、スタッフひとりひとりが、ソーシャルディスタンス時代の新しい仕事のスタイルを考え、知識や知恵を共有しながら作り上げた一冊となりました。
今号では「夏」や「海」に着想を得て、都心に住まいながら楽しむマリンライフや、クルマと同様にクラフトマンシップ溢れるサーフボードづくりの現場、目にも楽しい夏のドライブにぴったりなファッションや時計などのアイテムも多数紹介しています。
また#STAYHOMEの時間を彩るデジタル付録もありますので、合わせてお楽しみいただければと存じます。
編集後記_2019.11.30
早朝5時、まだクルマの少ない静かな都心をポルシェ911で走りながら、車窓越しに急ピッチで建設されている五輪のシンボリックな建造物やインフラの再開発現場を眺めていると、いよいよ来年東京にオリンピックがやってくる、と実感し、あらためて日本人の心に通底する“日本らしさ”について考えを巡らせてみたりします。
半世紀前の東京オリンピックの時にも同じように“ナロー”ポルシェに乗って、こうした風景を眺めた人たちがいるかもしれません。
世界中から東京の街にやってくる観光客の目的は4年に一度の祭典のライブ観戦はもちろんですが、日本のさまざまな文化を体験することも大いに含まれています。なかでも、私たちの心の機微を美しく細やかに描写することができる日本語の多様性と同じく、日々、口にしている日本食は、その土地や文化的に多様な背景を持ち合わせていて、“日本らしさ”がぎゅっと詰まった一皿ゆえに、異国の人たちが、言葉がわからずとも、この国に暮らす人々の知恵や風土を体験する最も身近なものだと思います。
今号のテーマは“THE JAPANESE TASTE”です。
フードディレクター 寺本りえ子さんが作る「日本の朝ごはん」では、懐かしい日本の「あさげ」の一品一品がもつ、私たち日本人の食に対する知恵や美意識に根ざしたきめ細やかな手仕事をご紹介します。そして、近年、世界が注目するジャパニーズ・スピリッツ(蒸溜酒)の特集では、最新トレンドだけではなく、歴史ある日本の酒蔵が始めたウイスキー作りの現場に訪れ、日本の匠たちの酒造りの魂(スピリッツ)にも触れています。
編集後記_2019.6.17
はやぶさ2プロジェクト、ブラックホールの初撮影など、近年話題に事欠かない「宇宙」。
少し身近になった気さえする今日この頃ではないでしょうか。
NASAに代表される国家プロジェクトとしての宇宙開発時代が終わりを告げ、テスラやスペースX社率いるイーロン・マスクやアマゾンのジェフ・ベゾスといった民間の大企業、起業家たちが続々と航空宇宙産業へと進出を図り、いまや世界中に宇宙を専門とするスタートアップ企業も星の数ほどあります。そんな時代背景がまた一層に宇宙を我々に近しいものだと印象付けているのでしょう。
「星とクルマ」と聞いて、ピンとこない人もいるかもしれませんが、実は宇宙事業への民間参入の拡大とともにGPSやリアルタイムセンシングの技術は飛躍的にあがり、すでに自動運転技術などそれらを用いた高度なテクノロジーの産物を目にしたことはあるかもしれません。今後、宇宙とタッグを組むことでクルマが想像を超えたモビリティとして進化を果たしていきます。
と言いつつも、実は宇宙とクルマは昔から恋仲ともいえます。現代のカーデザイナーたちに話を聞けば、「スターウォーズ」や「ブレードランナー」「AKIRA」など宇宙を題材とした作品に登場するモビリティにインスパイアされているケースが多々ある。つまり人々を魅了してきたスーパースポーツカーたちは多かれ少なかれ人を介して宇宙と関わってきたのかもしれません。言い換えるならば人類の宇宙への想像物は、クルマのデザインにとって一種のベンチマークになってきたともいえます。
今回の特集「星とクルマ」では、いわゆる巷の自動車雑誌やライフスタイル誌のなかで、クルマをテーマとしたときに“やらない”であろう様々なアングルで切り取っています。星への憧れや願いを込めて・・・。
編集後記_2018.12.15
さあ、音楽のワインディングロードへ
いつからか、ステアリングを握ることが慌ただしい日常の延長となり、手慣れた所作でつけたラジオから流れてくる最新ヒットチャートは、見ず知らずの遠い異国の音楽にさえ感じる。
ただ、時にカーラジオから流れてくる懐かしいメロディーは、オンエアのその刹那、淡い記憶を呼び覚まし、人はいつしか日常と切り離される。さきほどまでの見慣れた車窓の景色は、わずかに色を変え、昔赴いたことのある記憶のなかの道と重なっていく。子供だった頃、両親と出かけたドライブの記憶には、音楽とともにクルマですごした豊かな時間がずっと流れている。
歳を重ね、クルマも何台か乗り継いで、今の相棒にたどり着いたけれど、クルマが4つのタイヤで外に持ち出せるオーディオのような気分だったあの頃から、クルマは何も変わっていない。変わったのはおそらく自分たちであろう。
自由を手に入れた今、ふたたび、大好きだった音楽を聴きながら、あるいは、自分好みのアーティストを探しながら、地面をすべるように走るその愛車とともに、記憶のなかを滑空するのはいかがだろうか。豊かな時間を取り戻す旅、さあ、音楽のワインディングロードへ出かけよう。
編集後記_2017.6.15
今号のタイトル「18 Keys to Great Driving」を見て、すぐにピンときた読者もいると思いますが、今号は“Drive” はドライブでも運転ではなく、来るゴルフシーズンにフェアウェイで気持ちの良いドライバーショットを打つための、18 本の読み切りコラムをお届けします。
ありのままの自然と人々の矜持が大地に織りなす、息を吞むような景色のゴルフコースの紹介から、最新テクノロジーを搭載したゴルフガジェット、オンターフに限らないゴルフファッション、そしてノンゴルファーでも楽しめるトリビアまで。18 ホールになぞらえたコラムの数々を、道草をしながらゆっくりとラウンドしてみてください。きっと今まで知らなかったゴルフに出合えるはずです。ただし、ロストボールにはご注意を。
編集後記_2017.12.15
人生をときどきフォーマルに楽しむ
エンジンと電気モーター、クルマの所有とカーシェア、自動運転とドライビングプレジャー。クルマの未来は「Forbes」や「TIME」の表紙を飾るような世界的なリーダーたちの巧みなステアリングさばきで、蛇行しながらも着実に到達すべきポイントに向かっている。そして考えている以上にその速度は速い。
じつは前号から小誌はこれから来たるクルマ社会を見据えて舵を切った。「カーライフのその先に」をテーマに、小誌をふくめ多数のメディアで活躍する各界の目利きたちと一緒に、特集した内容を読者の皆さんが体験できるイベントへとリアライゼーションしている。クルマを所有する歓びは次のステージがあると信じたチャレンジだ。
前段が少し長くなったが、日本人は難しく考えてしまう“ フォーマル” について特集をした。
紳士・淑女の皆さんにお薦めしたいバー&カクテルからドレスコード別のフォーマルウェアの着こなし方、海外に行ったらやっぱりやってみたいカジノ遊びのルールなど、フォーマルに楽しむひとときのためのヒントを各ジャンルのオーサーに紹介してもらった。
さらに、2018年の5 月11 日には小誌主催の“ フォーマルパーティ” を赤坂プリンス クラシックハウスで開催する。一夜限りのラグジュアリーな舞台には、特集で紹介したようなカクテルとロマンティックに流れる音楽、そしてカジノディーラーたちがドレスアップした皆さんをお迎えする。ぜひお楽しみに。
編集後記_2017.06.15
『新しいカーライフステージへのロードマップ』
わたしたちは、この雑誌をとおして読者の皆さんが大切な愛車と寄り添うひとときを、もっとアイデアと創造性に満ちあふれたものにしてきたいと考えます。
ご紹介するカーライフを豊かに彩る“コト”や“モノ”が、実際に体験できたり、手に取れたり。そんな新しいカーライフステージへのロードマップとなるような雑誌作りを目指していきます。
今号ではTOUCHが考える誌面で紹介したラグジュアリーなアウトドアスタイルをカーディーラーで再現したり、特集した星のや富士とのオリジナルステイプランのプロジェクトがすでに進行をしていたりと雑誌を開く楽しみをますます追求した1冊となっています。
編集後記_2016.11.22
“ニュルブルクリンク北コースー通称ノルドシュライフェ” ドイツ西部、ベルギー国境付近の深い森に佇む全長約20㎞のサーキット。
大陸のおだやかな風と豊かな大地のレイヤーは旅人をやさしく包んでくれます。しかし、大地を削りとったトラックは、まるで巨大な積乱雲のなかから一筋の稲妻が大地にむけて、強烈な力でよどんだ空を貫いていく、そんな世紀の末路を感じさせるような姿に重なります。
立地を生かした急勾配に狭いコース幅、ほとんどランオフエリアがないブラインドコーナーが永遠とも思うほどに続くこのサーキットは、世界中の自動車メーカー、愛好家たちを強い引力で惹きつけます。ある人は愛車のステアリングを握りニュルを制する夢に挑み、ある自動車メーカーはエンブレムを隠して近隣の小さな村に潜み、ひっそりとニュルで新型車の極秘テストをし続けています。
今号は、そんなクルマ好きに数多くの物語を語りかけるニュルへのグランドツーリングへ誘います。フランクフルトからアウトバーンをライン川沿いに駆け上がり、ニュルでのレーシングタクシー体験とドイツの伝統都市をめぐる旅の提案です。クルマは当たり前の日常でありながら、冒険という非日常を演出してくれる心強い相棒となってくれることを感じて頂ければと思います。
またアーティスティックな3名の写真家による5ブランドの最新カーラインナップ撮り下ろしや根津美術館、小石川植物園、築地市場など、いまあらためて巡りたい都心のスポットの特集もお楽しみください。
編集後記_2015.11.15
“モータースポーツ”と聞くと、なんだか音がうるさそう、同じところをグルグル走っているだけで退屈そう、そんな会話を良く耳にする。
自動車メーカーが最新技術を注ぎこみ製作するレーシングカーは、磨き上げられた甘美なエンジンサウンドとエアロダイナミクス技術による研ぎ澄まされたボディラインを持ち、 人と技術が織りなす創造性逞しい世界一の乗り物だと思うときがあります。
そんなレーシングカーがレースも終盤、トワイライトに照らされ、キラキラと輝き疾走していく光景は何度見ても言葉を飲み込むほどに美しい。
ゴール目前にして最後の体力を振り絞るドライバーの息づかいやチームスタッフたちの無事にゴールチェッカーを受けてほしいという願いが、小さな1台1台の箱のなかに詰まっていることを知っていれば、もっとクルマが光り輝いているように見えるでしょう。
今号では1980年代、90年代のアイルトン.セナとアラン・プロストがしのぎを削り日本中が沸き立ったF1黄金期以降、歩みを止めてしまった日本におけるモータースポーツ認知に一石を投じたい、そんな想いで作った一冊です。
あれから20年近く経ちモータースポーツはレースの本質は変わらずとも、楽しみ方においてエンタテイメント性を追及したイベントに大きな進化を遂げています。
レースが好きな人も、そうでない人も一緒に楽しめる、そんな時代になったことをともに喜びましょう。
編集後記_2015.05.16
瞬く間に世界のスターダムにのぼり詰めた錦織圭。彼の試合中の強いまなざしを記憶している者ならば、インタビューとはいえ、まっすぐに向けられたその視線に、思わずたじろぎそうになってしまう。
そんな緊張から始まったインタビューではあったが、こちらの気持ちを汲み取ってくれたのか、彼は明るく、明瞭に自分の今のテニスへの想い、そして愛車との過ごし方について語ってくれた。
今号には錦織選手以外にも、強い意志と情熱を持って人生を前進させる人たちが登場する。新潟県南魚沼で「里山十帖」というわずか12室の古民家宿を経営する岩佐十良さんもその一人だ。
「自遊人」という雑誌の編集長を務める彼は、1年以上にわたり雑誌の特集準備で日本全国の米農家に飛び込み取材しながら日本一美味しい“お米”を探していた。そして、南魚沼の中でも西山、さらに西山の中でも君沢、大沢、樺野沢という三沢のごく狭い地域のお米が圧倒的においしいことを探し当てる。
今や彼の仕事は編集のみならず、そのお米の販売とお米はもちろん、地元の伝統野菜の滋味を思う存分堪能できる料理を供する宿をも経営するのだ。東京から200キロ、ぜひ、愛車で訪ねてほしい場所だ。
愛車でのロングドライブ旅行にはお気に入りのファッション、トラベラーグッズやガジェットを携えて、その旅を心ゆくまで楽しんでもらいたい。豊かな時間が実るはずだ。
元宝塚花組トップスターである蘭寿とむさん。全力疾走してきた彼女の‘宝塚’という「道」。そして、その先に続く‘女優’という「道」について、ロングインタビューで話をうかがった。
取材当日、彼女が臆することなくスーパーカーのステアリングを握って颯爽と走り出すその姿は、まるで映画のワンシーンのようで、非日常の心地よさと彼女の強いハートを感じた瞬間だった。“宝塚”の人々を虜にする魅力が凝縮した一瞬だったのかもしれない。
今号では‘ペアリング’というテーマのもと、男女はもちろん、過去と未来やクラシックとモダンなど、1つの事柄を2つの視点から掘り下げることで、読み応えのある特集を検討した。ヒストリック ポルシェで向かったのは、クラシックな建築が今も多くの歴史を語る街-横浜。たいして、最新のレンジローバースポーツを駆りだしたのは、これからのシーズン、降りそそぐ太陽が眩しい湘南エリアの最新・注目のスポットである。お気に入りのファッションに身をつつみ、1Dayトリップでぜひ愛車を走らせてもらいたい。
また、プレミアムカーのショールームが、続々オープンしている青山通り(246)周辺の最新トレンドスポットも集約。ディーラーにお立ち寄りの際に、ご活用いただきたい。
編集後記_2014.11.15
みなさんは「モータースポーツ」と聞いて、どのようなイメージをお持ちですか?
コアなレースファンばかりを想像するのでは、このスポーツカルチャーのほんの一面しか見ていないのかもしれません。
今も昔も「モータースポーツ」は人々が集う華やかな社交の場であり、ここ数年は市街地レース増加が物語る通り、地域活性を担う一大イベントとして経済活動にも大きく貢献するものとなっています。
今回の特集では、F1唯一の市街地ナイトレースであるシンガポールGPのパドッククラブ、世界最大の自動車フェスティバルであるイギリスのグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード、そして日本の浅間山ヒルクライム/モーターフェスティバルというアイコニックな3つのイベントを紹介します。また日本を代表するレーシングチームTOM’Sの40周年を記念して、トムス舘信秀代表と鈴木亜久里さん、近藤真彦さんによるスペシャル対談も実現しました。
第二特集では、‘軽井沢’のクラシカルな魅力を中心に、1日1組限定のレストランやアート体験など、日本屈指の高原リゾートの楽しみ方を提案しています。今号で紹介している冬のドライブに最適なファッションとともに、ぜひ出かけてみてください。
編集後記_2014.05.15
表紙を見られて驚かれた方も多いかもしれません。
今号ではカバーストーリーとして、豊田章男トヨタ自動車代表取締役社長とオリンピック出場経験もあるフィギアスケーターの小塚崇彦選手の対談を実施しました。ご存知の読者も多いと思いますが、豊田社長はモリゾーというお名前で自らステアリングを握り、国内のみならず世界のレースイベントに積極的に参加しています。スポーツの世界で、さらなる高みにそれぞれの立場で挑み続ける二人の言葉はとても印象的です。
また「都心に住まい、日々のライフスタイルをもっと豊かに」そんな想いを、今号で初めて特集するグルメガイドやデザインインテリアのページで提案をしています。大切な人たちとぜひお楽しみください。
日本を代表するCAR GUYの対談から始まり、2台体制として挑む2014ポルシェカレラカップや手軽にプロのクルマの撮影術を学べるThe Photography Tipsなどクルマの情報も一層充実した内容でお届けしております。
編集後記_2013.11.11
みなさん、「北欧」という言葉を聞くとどんなものをイメージしますか? 多くの方々は、ロイヤル・コペンハーゲンなどの洗練された食器類だったり、インテリアに興味をお持ちの方ならハンス・J・ウェグナーなどの名匠が手がけた家具だったりを頭に思い浮かべるのではないでしょうか。
でも実はいま世界のもっとも熱い注目が注がれている分野は、なんと「料理」なのです! 称してニュー・ノルディック料理。北欧の地に自生する食材を使った地産地消の新しいトレンドです。今号では、世界一のレストランに輝いたこともある『noma(ノマ)』など、ニュー・ノルディック料理の最前線を取材しています。
また、恒例のインタビュー企画は、ポルシェカレラカップジャパンの2013シーズンチャンピオンに輝いた小河諒選手。「開幕前は1勝が目標だった」という小河選手が、自身の成長とシーズン制覇までの1年を振り返ります。
最後は、読者の方々の好評を得ているThe Photography Tips。世界文化遺産に登録されたばかりの富士山を背景に、撮影のポイントをプロのフォトグラファーが詳説しています。構図の取り方、逆光の利用など、手軽に取り入れられるコツが満載です。
編集後記_2013.05.15
創刊から早くも1周年を迎えたライフスタイル誌『TOUCH(=タッチ)』。第3号では、生誕200周年を迎えたワーグナーや、世界3大オーケストラのひとつとして名高いベルリン・フィルハーモニーの祖国ドイツを、“オペラ”や“クラシック”をテーマに巡る音楽紀行を特集しています。ベルリンフィルやワーグナーの世界観に触れる名盤の数々もご紹介していますので、ぜひともページをめくってみてください。
毎号、クオリティの高いビジュアルでメインコンテンツのひとつとして定番となっているファッションストーリーでは、春・夏シーズンに向けた着こなしのコツや、クルマでの移動や旅行に便利なカバンや小物アイテムをフィーチャーしました。
インタビューも充実のラインナップで、いま最注目の女子プロゴルファー、木戸愛さんを独占インタビューしたほか、ロボットデザイナーとして著名な松井龍哉さんにバング&オルフセンの魅力を語っていただきました。
創刊より号を重ね、コンテンツの質、量ともに充実をはかったTOUCH issue 3を、幅広い読者層の方々にご高覧いただければ幸いです。
編集後記_2012.11.12
2012年5月の創刊を経て、早くも2号目となったライフスタイル誌『TOUCH(=タッチ)』。今号は初めての海外取材として、夏季オリンピックの興奮もまだ記憶に新しいロンドンをフィーチャーしています。“世界一”の誉れ高いドライマティーニを供するバーから、サヴィル・ロウの老舗テーラーまで……。ロンドンの入り組んだ通りに構える珠玉のお店を紹介しています。
そのほかにも、元プロレーサー関谷正徳さんご夫妻の“銀婚式のススメ”、2013年6月に迫った富士山の世界遺産登録へ向けた活動レポートや、プロフォトグラファーによるクルマ撮影のティップス誌上公開など幅広いコンテンツを取り揃えています。
恒例のインタビュー企画は今号も充実のラインナップで、ポルシェカレラカップに参戦するプロドライバー山路慎一さん、“ものづくり”でイギリスの産業界を牽引するマクラーレン・グループ会長、ロン・デニスさん、ハイエンドオーディオブランド「バング&オルフセン」CEO、トゥエ・マントーニさんらにお話を聞いています。
また『TOUCH』初の試みという意味では、読者プレゼントも複数ご用意させていただきました。ぜひともご高覧ください。
編集後記
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